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2022/10/04
水産土木チームの研究成果が国際誌「Applied Sciences」に掲載されました
沖合域の人工魚礁の研究テーマに関する成果をまとめた論文がスイスの学術出版社MDPIの「Applied Sciences」に受理・掲載されました。内容は、微細藻類のうち海域の食物連鎖における基礎生産者として極めて重要な珪藻類について、人工魚礁が珪藻類休眠期細胞を集積させる効果に関する世界初の知見の報告となります。人工魚礁の新たな機能に光を当てる画期的な発見として今後の沖合漁場整備への大きな貢献が期待されます。
左の写真は人工魚礁の近傍で採取された珪藻類休眠期細胞
Takuma Matsumoto, Kenya Sudo, Ken-Ichiro Ishii, Ayako Imura, Nobuharu Inaba :Distribution of Diatom Resting Stages in Sediment near Artificial Reefs Deployed in the Dysphotic Zone: Exploration of New Artificial Reef Function, Applied Sciences, Volume 12, Issue 19 , 2022
https://www.mdpi.com/2076-3417/12/19/9972